女であるということ

悪い女ほど、清楚な服が、よく似合う。

特別ではないわたし、あなた。

先程録画されていた令和家族というNHKの番組を見ました。里親制度を利用している家族を関ジャニ∞横山裕くんが訪ねるという内容でした。家族の在り方を考えるきっかけになりました。

私は3歳頃に両親が離婚し、それからずっと父子家庭で育ちました。父が自分の時間などを犠牲にして、私と4つ歳の離れた姉を育ててくれたことに心から感謝しています。20歳になる前、父が私たちを育てたのは義務だったからだと話していて少なからずショックを受けましたが、今でも私の為に色々してくれる父のことがファザコンだと自負しているくらい好きです。むしろ義務だったとしたらやり過ぎなくらい甘えさせてくれたと思います。

対して母ですが、昔から1年に1、2回連絡を取り合ってはいました。不登校気味なのが原因で父が怖かった時には、会いたいと言って部屋で泣いたりもしました。中学にあがるころにはもうそんなことも無くなっていましたが、逆にだんだんと母親ではあるけれどお母さんと言う方が難しいと感じるようになりました。その時の母は再婚していて、その人との間に子どもも生まれていました。だから余計に自分のお母さんという意識が希薄になったのかもしれません。今は昔より連絡も取って会う機会も多いのですが、ふと『母は私の一番仲の良い友達の名前も知らないんだよな』と思ったりします。

今は2組に1組、つまり半分の人が離婚する世の中です。ですから私のように片親の家庭で育つ子どもも普通のこととして認識し始められていると思います。その中で、冒頭の里親制度や養子縁組制度などでもそうですが、無償で愛情を与えてくれる存在が一番大切だと思うのです。当たり前のことだと一蹴する方もいるかもしれませんが、あまり愛情を受けてこなかった子どもと愛情を受けすぎた子どもはそのことに気付けないのです。